ポーラ・オルビスグループの中でも、コンセプトが異なる2大ブランド「ディセンシア」と「ポーラ」。どちらも品質へのこだわりは同じですが、敏感肌に寄り添うディセンシアと、高機能エイジングケアを掲げるポーラでは、商品設計や使い方が変わります。本記事では、両ブランドの強みを丁寧に掘り下げ、“自分に合ったケア”の選び方を明確にします。
ブランド概要/立ち位置の違い
- ディセンシア:2007年の誕生以来、独自のヴァイタサイクルヴェール®技術で角層バリアを整えるブランド。敏感肌向けで、無香料・無着色・化粧品アルコールフリー、さらにアレルギーテストを実施しています 。
- ポーラ:有効成分を積極的に配合した高機能スキンケアを展開。「リンクルショット」は日本初・シワ改善有効成分「ニールワン®」を医薬部外品として取り入れています。
- 両方ともポーラ・オルビスHDの傘下で、品質管理と研究力を共有しています。
ディセンシアの強み:敏感肌でも安心の角層ケア
ディセンシアが重視するのは、「角層バリアの土台づくり」。敏感になりやすい肌に、疑似角層ヴェールを形成することで、外部の刺激を和らげ、うるおいを閉じ込める工夫がされています。独自の
- ヴァイタサイクルヴェール®:セラミド類似成分+ベントナイトなどで“お手本角層”を擬似再現。
- アヤナスシリーズ:敏感に傾きやすい大人の肌に向けたエイジングケア。
- サエルシリーズ:ゆらぎがちな肌でも使えそうな穏やかな美白設計。
使用感は“とろみ+なめらかで摩擦を軽減しやすい”と評価される傾向があります。
ポーラの強み:高機能で理にかなった成分設計
ポーラは“有効性”と“感覚的満足”の両方を重んじるブランドです。特にエイジングケアやシワ対策に注力した結果、多くの医薬部外品をラインナップしています。
- リンクルショット メディカル セラム N:シワ改善成分ニールワン®が真皮まで届く処方。
- リンクルショット デュオ:2025年1月発売の2剤混合タイプで、全顔に塗り広げやすく進化。
- ホワイトショットシリーズ:ルシノール®とビタミンC誘導体配合で透明感にアプローチ。
香りやテクスチャーの満足度が高く、長く使える“使用体験の質”にもこだわっています。
ジャンル別比較:エイジング/美白/使用感
ジャンル | ディセンシア | ポーラ |
---|---|---|
エイジングケア | アヤナスにビタミンB3誘導体(ナイアシンアミド)を配合。穏やかで敏感肌向き。 | リンクルショットに医薬部外品ニールワン®。医薬部外品としてシワ改善を届けたい人向き。 |
美白ケア | サエルはアルブチン系で、肌荒れを気にする人にも選ばれやすい。 | ホワイトショットは複合成分+テクスチャー調整で、透明感重視。 |
保湿・使用感 | とろみ質感+ヴェールでしっとり。摩擦を避けやすい。 | 使用感・香りに多様性があり、好みに合わせやすい。 |
どちらを選ぶかは、成分への安心感、テクスチャーの好み 次第で決めるとよいでしょう。
価格帯・購入経路・選び方ガイド
- ディセンシア:化粧水5,000円前後、クリーム6,000円台。公式通販・Amazon・楽天・トライアルあり。
- ポーラ:リンクルショットは本品1万円~、デュオは約2万円。百貨店・直営店舗・オンライン。
選ぶときのポイント
- 敏感肌で刺激が気になりやすい方 → ディセンシアがおすすめ。
- シワ改善を医薬部外品レベルで望む方 → ポーラ・リンクルショット。
- 美白と使いやすさの両立 → サエル(ディセンシア)かホワイトショット(ポーラ)を比較。
FAQ
Q:どちらが“より効果的”? A:効果の感じ方は個人差があります。肌悩みや使用目的によって選び分けましょう。
Q:過敏肌でもポーラは使えますか? A:パッチテスト推奨。刺激の強弱はテクスチャー・濃度によります。
Q:長く続けるには? A:試供品やミニサイズを使って、使用感や肌変化を実際に確認するのがおすすめです。
まとめ
ディセンシアとポーラは、肌質や目的に合わせた選び方が大切です。敏感肌には“守るケア”、エイジングやシワには“講じるケア”。使い心地や予算を踏まえて、あなたに合った安心のスキンケア選びを応援します。
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