はじめに：30代の肌悩みとスキンケアの重要性

30代に入ると、肌の乾燥・ハリ不足・くすみ感など、年齢に伴う変化を実感しやすくなります。加えて、仕事や家事・育児などに追われる中で、丁寧なスキンケアに時間を割きにくいと感じる方も少なくありません。

そういったライフスタイルの中で、ひとつで複数のスキンケア機能を担うオールインワン化粧品が選ばれています。

今回は、資生堂のアクアレーベルシリーズの中から、30代の肌悩みに合ったオールインワンアイテムをどのように選ぶべきか、複数回にわけて丁寧に解説していきます。

アクアレーベル オールインワンの特徴と選び方

アクアレーベルは、資生堂が展開するスキンケアブランドで、シンプルかつ効率的なケアを目指す人向けに設計されたシリーズです。

その中でも、スペシャルジェルクリームEXは、「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」「マスク」の5つの役割を1つにまとめた、いわゆる“オールインワンタイプ”のアイテムとして人気があります。

現在販売されている主なタイプは以下の3種です：

• スペシャルジェルクリーム EX（モイスト）：肌にうるおいを与えたいときに
• スペシャルジェルクリーム EX（ブライトニング）：肌の明るさを意識したケアを取り入れたいときに（※医薬部外品）
• スペシャルジェルクリーム EX（オイルイン）：つや感や肌の乾燥による年齢サインが気になるときに

どのタイプも“肌の悩みや目的”にあわせて選べるのが特徴です。

第2回：各タイプの特徴と成分ポイント

スペシャルジェルクリーム EX（モイスト）

うるおい重視のタイプで、乾燥が気になる肌にみずみずしさを与える処方です。

保湿成分として「Wヒアルロン酸（アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na）」や「コラーゲンGL（加水分解コラーゲン・グリセリン：保湿）」などが配合されています。

ぷるんとしたジェルクリームで、朝も夜も手軽に使用できます。

スペシャルジェルクリーム EX（ブライトニング）

医薬部外品として、美白有効成分「4MSK（4-メトキシサリチル酸カリウム塩）」を配合。

メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ処方とされています（※美白とは、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐこと）。

乾燥によるくすみが気になる方にも選ばれています。

スペシャルジェルクリーム EX（オイルイン）

乾燥小ジワが気になる方に注目されているタイプです。

うるおいオイルと保湿成分が角層に浸透し、ふっくらとした肌感を目指す設計。

配合されている「パルミチン酸レチノール」は、肌を整える働きがある成分として知られています。

第3回：30代の肌悩み別おすすめタイプ

乾燥が気になる

肌のつっぱりや粉吹きが気になる場合は、モイストタイプが適しています。日中の乾燥対策として、保湿力重視のケアを取り入れることが重要です。

くすみ・透明感が気になる

ブライトニングタイプは、日焼けによるシミ・そばかすが気になり始めた方に向いています。

乾燥により肌がくすんで見えるときにも、うるおいと整肌成分を取り入れたケアが役立ちます。

ハリ・年齢サインが気になる

肌のハリ不足を感じる場合は、オイルインタイプがおすすめされる傾向にあります。

しっとりとした質感が続くため、夜のスキンケアにも取り入れやすい設計です。

※美白：メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

第4回：使用方法と上手な取り入れ方

基本の使い方

洗顔後、清潔な肌にスパチュラで適量（パール粒2個分程度）を取り、やさしくなじませてください。

顔の中心から外側に向かって、引き上げるように塗布するのがポイントです。

スペシャルケアとしての活用

乾燥が特に気になるときには、夜に重ね塗りをしてナイトマスクのように使用することも可能です（公式情報に基づく）。

ただし、肌に合わないと感じた場合は使用を中止し、専門家に相談してください。

第5回：まとめ｜自分に合った1品を選ぼう

アクアレーベルのオールインワンは、30代の肌悩みに応じて3つのタイプが展開されています。

• モイスト：基本の保湿ケアとして
• ブライトニング：透明感を意識したいときに
• オイルイン：ハリ感や乾燥のエイジングサインが気になるときに

どのタイプを選ぶかは、「自分の今の肌の状態」に着目して決めることが重要です。

もしどれを選べばいいか迷った場合は、使い心地や香りなどの好みも含めて、実際に使用しながら調整していくことも一つの方法です。

無理なく継続できるスキンケアで、毎日の肌と気持ちを心地よく整えていきましょう。