資生堂のスキンケアブランド「アクアレーベル」は、手頃な価格で高機能な製品を提供し、多くのユーザーに支持されてきました。中でも「アクアローション さっぱりタイプ」は、軽やかな使用感が特徴で、特に脂性肌や夏場の使用に適していると好評でした。
しかし、2024年2月21日にアクアレーベルのスキンケアラインが大幅にリニューアルされ、「さっぱり」タイプを含む従来の製品が廃盤となりました。このリニューアルは、資生堂の研究成果を反映し、より効果的なスキンケアを提供することを目的としています。
廃盤の理由:リニューアルによる製品ラインの再編
従来のアクアレーベル製品は、美白有効成分として「トラネキサム酸」を配合していました。しかし、リニューアル後の製品では、資生堂独自の美白有効成分「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」や、肌保護成分「CICA(ツボクサエキス)」など、新たな成分が採用されています。
この変更により、従来の「さっぱり」タイプは廃盤となり、新しい製品ラインが登場しました。新シリーズは、肌悩みに応じた製品選びが可能となり、よりパーソナライズされたスキンケアを提供しています。
美白ケアシリーズ(青)
「美白ケア」シリーズは、美白有効成分「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」と肌保護成分「CICA(ツボクサエキス)」を配合しています。これにより、うるおいを与え、明るく透明感のある肌へ導くことを目指しています。また、資生堂独自の「浸透美容アミノ酸(D-グルタミン酸、DL-アラニン、DL-メチオニン)」も配合されており、肌のうるおい保持をサポートします。
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エイジングケアシリーズ(黄)
「エイジングケア」シリーズは、うるおい保護成分「ナイアシンアミド」と保湿・肌なめらか成分「パルミチン酸レチノール」を配合しています。これにより、ハリとツヤのある肌を目指す処方となっています。また、こちらのシリーズにも「浸透美容アミノ酸」が配合されており、肌のうるおい保持をサポートします。
新シリーズの使用感と香り
新シリーズは、資生堂サロン&スパ監修のとろみのあるテクスチャーで、しっとりとした使用感が特徴です。香りは「ローズアクアの香り」で、爽やかさと穏やかさを併せ持ち、心地よい使用感が特徴です。
「さっぱり」タイプに近い使用感の代替品は?
「アクアレーベル アクアローション さっぱりタイプ」の廃盤後、使用感の近い商品を探している方は少なくありません。新シリーズにおける選択肢としては、以下の2製品が比較対象となります。
製品名 | 特徴 | 使用感 | おすすめの肌タイプ |
---|---|---|---|
トリートメントローション(ブライトニング)しっとり | 4MSK配合、CICA・アミノ酸配合 | みずみずしくしっとり | 普通肌〜混合肌 |
トリートメントローション(ブライトニング)とてもしっとり | 保湿力が高め、乾燥が気になる方向け | コクのあるしっとり感 | 乾燥肌 |
特に「しっとり」タイプは、旧さっぱりタイプと比べるとやや保湿力が高いものの、軽やかな感触を残しており、肌質によっては馴染みやすい代替品となり得ます。
アクアレーベルさっぱり廃盤なぜ?代替品と新シリーズの特徴を比較紹介【第4回】
「さっぱり」から「しっとり」への移行時に意識したいポイント
使用感に違いがあるため、「さっぱり」から「しっとり」に乗り換える際には以下の点を参考にすると、スムーズに新製品へ移行しやすくなります。
- 使用量を調整することでベタつきを抑えられる場合があります。
- コットン使用でムラなく肌に伸ばすことで軽やかに感じやすくなります。
- 導入化粧水との併用で吸収性の違いを補えます。
口コミを見ても、「思ったより重たくなかった」「保湿力がちょうど良い」という声がある一方、「とろみが気になる」という声も見られます。ご自身の肌質と相談しながら試してみるのがおすすめです。
アクアレーベルさっぱり廃盤なぜ?代替品と新シリーズの特徴を比較紹介【第5回/最終回】
まとめ:アクアレーベル新シリーズの選び方と今後の展望
従来の「さっぱり」タイプの廃盤は、資生堂の製品刷新によるものです。リニューアル後の新ラインは、成分や処方の見直しにより、より肌のニーズに対応できるよう構成されています。
製品選びのポイント
- 軽い使用感を求める方:
「トリートメントローション(ブライトニング)しっとり」がおすすめ - 乾燥が気になる方:
「とてもしっとり」タイプを検討 - エイジングケアを意識したい方:
「オイルイン」タイプが候補になります
今後の展望と注意点
なお、リニューアル後も旧製品が一部店舗やオンラインショップに在庫として残っている場合がありますが、今後の継続供給は期待しづらいため、新シリーズへの移行を前向きに検討していくことが現実的です。
また、本記事内でご紹介した情報は、公式発表資料・製品情報などをもとに記載しており、個人の使用感には差があります。製品選びに迷った際は、実際に店頭で試用テスターやサンプルの利用を検討するのも選択肢の一つです。
最後に
アクアレーベルの「さっぱり」タイプ廃盤の背景には、進化するスキンケアへの対応と新処方への転換があります。代替品として選べる新ラインも、肌の状態や好みに合わせた選択ができる設計となっています。
本記事が製品選びの一助となれば幸いです。
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