ハイコーキとマキタはどっちがいい？違いと選び方ガイド

「ハイコーキ」と「マキタ」は、日本でとても人気の電動工具メーカーです。どちらがあなたに合うか知りたい人に向けて、比較ポイントや選び方を解説します。

ハイコーキとマキタってどんなメーカー？

• マキタ：電動工具でとても有名なブランド。18Vバッテリー系は約370種類、40Vmaxシリーズも約180種類のモデルがあるため、選択肢が豊富です。
• ハイコーキ（旧・日立工機）：パワー重視の人向けに、18Vと36Vの切り替えが可能な「マルチボルトバッテリー」を提供しています。

どちらも信頼できる会社で、用途によって向き不向きがあります。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

バッテリーの違いは何？

項目	マキタ	ハイコーキ
対応電圧	18V系と40Vmax系が分かれる	18V⇔36V 自動切替のマルチボルト
モデル数	18V：370種／40Vmax：180種	18V：100種／36V：90種
共用互換性	18V・40Vmaxは互換なし	1本で両方に対応

マキタはどちらか必要な電圧にあわせて買う必要がありますが、ハイコーキはマルチボルトバッテリー1本で両方使えるため便利です。

コスト面やラインナップの違い

同じような性能の工具でくらべると、ハイコーキはやや価格が抑えられる傾向があります。一方、マキタはバッテリーやケース付きセットでお得感がある商品もあります。

モデルの数を見ると：

• マキタ：18V系 約370種／40Vmax系 約180種 → 選ぶ幅がとても広い
• ハイコーキ：18V系 約100種／36V系 約90種 → 必要なものに絞った構成

多くの工具を集めて長く使いたい場合はマキタ、必要なものを効率よく揃えたい場合はハイコーキが向いています。

用途別に見るおすすめモデル（前編）

● インパクトドライバー（ネジ締め用）

• マキタ 40Vmaxシリーズ：設定を細かく変えられるため、プロ向けの精密作業にも適しています。
• ハイコーキ マルチボルト（36V）：1本で18V⇔36Vを切り替えでき、手軽に高出力モデルに移行できます。

● 丸ノコ・ディスクグラインダー（切断・研磨用）

• マキタ：防じん・防水性能が高く、長時間の屋外作業でも安心。
• ハイコーキ：36V駆動モデルは切断力が強力で、コスパ面でも優れています。

用途別に見るおすすめ（後編）＋バッテリー技術

● 充電式掃除機（現場＆家庭用）

• マキタ：軽量・静音で家庭に合いやすく、紙パック方式でゴミ処理が簡単です。
• ハイコーキ：サイクロン方式で吸引力重視。パワフルに掃除したいときに向いています。

● レシプロソー（細かい切断用）

• マキタ：低振動モデルが充実しており、作業の疲れを減らしたい時におすすめです。
• ハイコーキ：「世界最速クラス」の切断性能があり、スピード重視の作業に向いています。

● バッテリーの特長まとめ

• マルチボルト（ハイコーキ）：18V⇔36Vに切り替え可能。軽量タイプや大容量タイプも揃っています。
• 40Vmax（マキタ）：満充電時に約40Vとなり、防じん・防水性能が高いです。

充電時間は両方とも約20〜30分程度で、短時間で再利用できるため作業の中断も少ないです。

アフターサポートや保証体制の違い

電動工具は長く使うものなので、修理対応やサポート体制も選ぶポイントになります。

• マキタ：全国にサービス拠点が多く、修理依頼やバッテリー交換にも対応しやすい体制が整っています。多くの販売店でもサポート窓口になっている場合があります。
• ハイコーキ：販売店経由での修理対応や、公式ウェブサイトからの修理依頼受付も可能。購入後の登録や一部製品には保証期間の延長なども設けられているモデルがあります。

どちらのメーカーも国内企業としてサポートに対応していますが、自分の住んでいる地域にサービス拠点があるかを事前に確認しておくと安心です。

よくある疑問と選び方のヒント（Q&A形式）

Q1. どっちのメーカーがパワーが強いの？

パワーに関しては、使う機種やバッテリーの種類によって異なります。ハイコーキの36Vモデルやマキタの40Vmaxモデルは、いずれも高出力設計となっており、用途に応じたモデルを選ぶことで満足のいくパフォーマンスが期待できます。

Q2. バッテリーの寿命は？

バッテリーの寿命は使い方や保管方法によって異なります。正確な期間はモデルや使用頻度によって変わるため、確定的な比較はできませんが、定期的な充電や過放電を避けることで長く使える傾向にあります。

Q3. 初心者でも使いやすいのは？

どちらのメーカーも初心者向けの製品があり、軽量タイプや機能がシンプルなモデルなども用意されています。購入前に、重量や操作方法、バッテリーの持ち時間などを確認しておくと安心です。

こんな人にはこれ！選び方のまとめ

タイプ	おすすめメーカー	理由
初めて電動工具を使う人	マキタ	軽くて扱いやすいモデルが多く、ラインナップも豊富
コストを重視したい人	ハイコーキ	同じような性能でも比較的価格を抑えられる傾向
パワーを重視したい人	ハイコーキ	36Vマルチボルト対応モデルで高出力作業にも対応
多くの工具をそろえたい人	マキタ	18V／40Vmaxシリーズに多くの互換製品あり
作業内容に応じて設定を変えたい人	マキタ	Bluetooth連携やカスタマイズ性の高いモデルがある

自分が何に使いたいかをはっきりさせることで、どちらを選べばよいかが見えてきます。

まとめ：ハイコーキとマキタ、どっちがいい？

ハイコーキとマキタ、どちらも信頼性のある国内ブランドで、多くのユーザーに選ばれています。性能や種類、サポートの体制などをふまえて、自分に合った工具選びをすることが大切です。

ハイコーキは：

• パワー重視の作業やコスパ重視の方に向いています
• バッテリーの互換性が高く、マルチボルトで幅広く対応できます

マキタは：

• ラインナップの豊富さやサポート体制を重視する人におすすめです
• 設定の細かさや使い勝手を重視した製品が多いのも特徴です

どちらが「絶対に良い」というものではなく、「あなたの使い方に合ったほうが、あなたにとって良い選択」です。迷ったときは用途や予算、今後使いたい工具の種類を考えて、じっくり選んでみてください。